水曜日はフォンタナの第九演奏会に行って来ました。
フォンタナの第九もSLの年末の恒例行事になってきましたね。
僕も初めて接したのはセカンドライフに登録した2007年の冬。
第九以外にもフォンタナの演奏には何度か接していますが、
でも、今回は特別でしたね。
なださんやてつがめさんはじめ
活動を共にしている方がいらっしゃるのと、
それから自分もオーケストラを率いるようになったので、
観る側でなく演奏する側の視点から見ている自分がいました。
自分たちの演奏は、いつもいっぱいいっぱいですから、
客観的に他の方が演奏しているのを見るというのは
とても参考になります。w
さてそのフォンタナに刺激されたか、
ちょうど10年前、壁が崩壊したベルリンで
12月25日にバーンスタインが指揮して行なわれた
ベートーヴェンの第九のコンサートがDVDになっていたので
これを買って来て先程まで聞いていました。
これは、CDではもう名盤の一つになっているもので、
有名な "Freude(歓喜)" の歌詞を
"Freiheit(自由)" と読み替えて歌っていたり、
コーラスには児童合唱団が加わっていたりと話題になったものです。
話題と言えば、確か発売当初は
ベルリンの壁の石が付録でついていたのを
渋谷のタワーレコードでも売っていたはず。w
当時かなり迷って買わなかったんだけどね。
このCD、何れは買おうと思っていたんだけど、
何とDVDになっているというのでこちらを買って来たというわけ。
さっきも書いたけど、自分がオーケストラ率いてることもあって
指揮にしても、それぞれの楽器の演奏の仕方にしても
じっくり見てみたいというのもあり。。。
それから、やっぱり、僕、
このバーンスタインという指揮者、かなり好きだね。w
ベートーヴェンの交響曲全集も結局バーンスタインで持ってて、
第九も彼の演奏でよく聞きますね。
ショスタコーヴィチに親しむようになったのも彼のCDが大きいし、
それからインタビューなどで彼が語っていることに
ひとつひとつうんうんと共感するものがあるのです。
というわけで、このDVDなんですが、
もう亡くなる1年前の映像で、明らかに体は悪いですね。
なんだけれども、すごいな、と思うのは、
彼の動きを見ていると、彼自身が楽譜であり、
彼自身が音楽そのもの、という感じです。
第1楽章、第2楽章あたりは、うわー、きつそう、
という感じがして、
第2楽章のあと、かなり長い時間かけて
息を整えていました。
第3楽章はたった157小節しかないのに
900小節の第4楽章と同じくらいの20分近くに及ぶ曲、
かなりの集中度が必要です。
だからだろうと思っていたのですが、、、
何と、第3楽章終わったらアタッカで第4楽章に突入。@@
ここの迫力がすごい。
そしてやがて、満面の笑みを浮かべて
彼自身が歓喜そのものに。
もう、本当に感動的な映像、音楽でした。
というわけで、今だその余韻に浸っているヒロシであります。
やっぱりいいなぁ、バーンスタイン。
そしてやっぱりいいなぁ、第九。
いつか、やってみたいですね。
まぁ、いつのことになるやら、ですが。w
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3 年前
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