2009年12月7日月曜日

今ハマってるiPhoneアプリネタ・第14弾〜聖書とクルァーン

さて、前に、大部な辞書を持ち歩けるのが便利、などと
American Heritage や Concise Oxford をご紹介しましたが、
同じく大部なレファレンスと言えば、聖書とクルァーン(コーラン)ですね。
この2つは、特定の宗教に限らず、
もう人類の遺産と言っていい、素晴らしい文学であり、
思想書であると考えています。

なので、僕は特定の宗教の信者ではありませんが、
聖書は欧米の文化を知るのに、
そしてクルァーンはイスラームの文化を知るのに
グローバルな環境で生活する私たち全てにとって
必読の書です。
そして勿論、単なるレファレンスとしてだけでなく、
そこに書かれてある一言一言にどれだけ考えさせられることか!

そんなわけで、これが持ち運べるとしたら
これまたとんでもないことなのですよ。w
で、やはり、それぞれの信者にとっては
いつも側に置いておきたい書物ですからね、
ちゃんとiPhoneのアプリになっています。

まずは聖書から。

1. Bibles2GO(価格:600円)
 これは、いくつかの言語の、代表的な翻訳を集めたもので、
 日本語は現行の「新共同訳」ではなく、
 1955年の「口語訳」が選ばれています。
 人によってはこちらの方が馴染みがあるかもしれませんね。
 これと、例えば英語では定番の King James Version などを
 比較表示できる機能、
 そして新約ではイエスの言葉が赤く表示される機能があって
 なかなか良いと思います。
 他にスペイン語、フランス語、ドイツ語などの翻訳も使えますが、
 日本語を含めて、別途ダウンロードする必要があります。
 面倒とも言えますが、必要なものだけ持ち歩けるという便利さも。
 残念なのは、そしてバージョンアップに期待したいのは、
 ラテン語版、ヘブライ語による旧約、ギリシャ語による新約も
 ダウンロードできたらいいのに、と。
 折角比較機能があるんですからねぇ。

2. Holy Bible(無料)
 こちらは日本語はありません。
 また搭載されている翻訳の数も少ない。
 にも拘わらず入れているのは、
 ギリシャ語による新約があるからです。w
 1.を補うような形かな。

続いてクルァーンです。

3. 聖クルアーン(無料)
 日本語で読めるクルァーンです。
 勿論アラビア語と対照になってます。
 が、、、
 ただでさえ馴染みのない書物、言葉ですから、
 アラビア語の読み方つけてほしかったのと、
 やっぱり朗唱をつけてほしかったですね。
 音で聞くとよりわかりやすいんですよ。
 で、更に欲を言えば、英訳版もあれば。。。

4. Mobile Holy Quran(600円)
 と思っていたら、英語版ではありました。
 これは、英訳とマレー語訳に、アラビア語の読み方もついていて、
 更に朗唱も入ってます。
 それも二人の朗唱者のうち、どちらか選べたりする。
 ただ、これもダウンロード方式なのです。
 ただ100章を超えるクルァーンを全部ダウンロードするのは
 はっきし言って面倒いので、
 とりあえず、という方は最後の方からダウンロードされることを
 お薦めします。
 クルァーンは、どんどん新しい章が上に重ねられて編集されたので、
 下の、つまり終りの方が最も初期のもの。
 ムハンマドの経験そのままに、詩的で神秘的で
 短い文章が並んでいます。
 終りの方の詩句に接するだけでも、その魅力がわかると思います。
 イスラームでは音楽が禁止されていますが、
 この素晴らしい朗唱を音楽と言わずして何だと言うのでしょう。

繰り返しになりますが、
こうした人類の遺産を持ち運べることは
本当に素晴らしいことです。

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