2009年5月20日水曜日

天文シミュレーションを体験!

今日も先週に引き続いてキラカフェに参加。
何と、Pema Peraさんことプリンストン高級研究所教授の
Piet Hut さんによる天文学のお話と、
そのシミュレーション・モデルの見学でした。
宇宙の話ってやっぱり興味津々ですからね、
これは逃すわけにはいかないと先週から楽しみにしておりました。

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最初はキラカフェに集まって、Pemaさんが概要を説明。
宇宙物理学には勿論いろんな専門分野があるんだけれども、
その中でもPemaさんは球状星団(クラスター)の動きを
研究されてるんだそうです。
クラスターというだけあって星と星が近い位置にあるため、
お互いに影響を及ぼし合って動いているのだとか。
或いは連星となり、或いは反発して離れたりを
繰り返しているのだそうです。

その実験施設がこのSL内、国立情報学研究所のSIMにあるとのこと。
研究施設ということで、秘密の場所にあるので、
集まったキラカフェで場所を教えて頂き、移動となります。

090519b.jpg


SS2で空に浮いているピンク色の丸いものが星のモデル。
今回は8個のモデルで実験。
たった8個でもいろいろとおもしろい動きをするのです。
シンプルな模型のようですが、
実際に操作したパンダキッドさん、
神になったような気分なんだとか。
でしょうねぇ。w
こんな風に宇宙の星が動き、進化しているのだと思うと、
ホント不思議な気持ちになります。

これだけお互いの星が影響し合って動き続けているというのは
全く想像もしていなかったので、聞いてみると、
お互いの距離は、太陽を基準にすると
木星や土星あたりにもう一つの太陽があるような状態なんだそうです。
球状星団というはそんなに近いところに星が集まっているのですね。
これに比べて私たちの太陽がじっとして見えるのは、
銀河系の中でも田舎にあって、一番近い星といっても
随分遠いところにあるので、影響を受けにくいからなのだそうです。
だからこそ、私たちの地球のように
生命が育まれる環境ができたのですね。

そう思うと、やっぱり、今ここにこうして生きていることも
150億光年という広大な空間の中で、今ここにいるということも、
不思議な、奇跡のように思えてきますね。

楽しい、貴重な経験をありがとうございました。

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